« お知らせです。 | メイン | 『初恋のてんまつ』(その2) »

『初恋のてんまつ』(その1)

『初恋のてんまつ』
脚本・監督 永田琴
撮影日 2006/2/19
クランクイン   9:00@多摩市
クランクアップ 翌5:30@八王子市

「女の子の夢精みたいなモノを描きたい」
永田監督からの企画に対する説明書き。A4一枚のあらすじに添えられたそのコメントが届いたのは2006年1月の半ばでした。「初潮」「中学生の駆け落ち」、「赤飯」というほほえましい出来事を夢精と表現するとはどんな監督なのだろうか? これが『初恋のてんまつ』に対する最初の興味でした。
監督とお会いしてみると、とても陽気で活発な方でした。まー元気。今までの作品を拝見するに、女性的なかわいらしさを大切に、いやらしい部分なく等身大で描いている。『初恋のてんまつ』も今までの作品に通じるところがあり、是非作品にしよう、ということになりました。
永田監督や企画:本田昌広、撮影:福本淳、ラインプロデューサー:金森保らと打合せを重ね、奈津の世界をより具体的なものにしていく。男性はむろん初潮を迎えたことはなく、ある種想像するしかない。男性陣が監督から説明を受けることもありました。「初潮」は女性が大人になる過程で誰しも通過することだが、とても個人的な事。それを大人になってから思い出すのは懐かしく、甘酸っぱいものでした。作品をご覧になった皆さんは、どう思われましたか? 男性と女性で受け取り方が違うものでしょうか…
(その2へ続く)