『35度の彼女』 その1
『35度の彼女』
監督・脚本:筧昌也
撮影日 2005/11/12
クランクイン8:00@スキップシティ
クランクアップ翌2:00@西川口駅前
『美女缶』がきっかけでした。そして『ロスタイムライフ』、『ハリコマレ!』…28歳!?
なんとしても会わねば。いきなりメールしました。やや懐疑的な(?)返信をいただき、
まるで出会い系サイトの男女のような探り合いが続きました。
美女缶のノベライズ、BS短篇の撮影の合間に、プロットが3案UP。
どれも、面白くなりそうなものでした。予算との兼ね合いで『45度の彼女』(当初の仮題)に決定。
実は、最初の設定では、川岡大次郎さんが乗っているのは電車でした。
電車を貸し切るには、予算不足。時間的にも厳しいだろうと、バスに変更。
その他にも、面白いアイデアがあったのですが、修正を余儀なくされました。
しかし、質を落とさず改訂稿が仕上がりました。さすがです。
キャスティングも監督自ら交渉してくれたり、悪条件をものともしない、たくましさと才能に感服。
完徹で完成させた絵コンテには驚きました。全200カット近いコンテが完璧に整理されています。
まさに筧ワールドのイラスト集です。これだけを撮っても、面白いアニメ作品になるんじゃないか…
叱られることを覚悟で口に出したら、やはり、冷ややかな視線を浴びせられました。(その2に続く)